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函館新聞

臨床福祉専門学校、社会人向けに機能存続 別の場所に「センター」【函館】

 2024年3月末で閉校する函館臨床福祉専門学校(美原1)に関し、同校を運営する学校法人西野学園(札幌、前鼻英蔵理事長)が、社会人向けの介護福祉人材養成機能を残す形で来年4月、「函臨(はこりん)福祉センター(仮称)」を函館市内に立ち上げることが2日、分かった。同校の閉校を巡っては、存続を求めて署名活動も行われたことから、人手が不足する地元の介護・福祉業界にとって明るい材料となりそうだ。

 同校は1997年、福祉分野の養成校として開校。これまで渡島・桧山管内を中心に1500人以上の介護福祉士を輩出してきたが、少子化などを背景に入学者の確保が困難になり、2023年度の入学者募集を停止。在籍する介護福祉士科2年生9人が、最後の卒業生となる。

 新設するセンターは、社会人を対象とした同校の人材養成機能を存続させたもの。介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修を開講するほか、介護職の外国人技能実習生のための介護導入講習、介護福祉業界への就職・転職・復職を支援する市委託の「函館市介護のしごと就労マッチング事業」も継続する考え。

 受講生や参加者のため、教室や実技室、職員室を備えることになるが、現在の校舎では広すぎるため、市内の別の場所にセンターを構える予定。同校の略称として親しまれた「函臨」を名前に残し、同校教職員の大部分もセンターに移動する見通し。

 今後は、地域の福祉施設などにもセンター開設を周知していく。同校の佐藤久道校長は「学校は閉校するが、法人として人材育成に携わっていきたい」と話している。

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