網走港でサンマ爆釣 全道から釣り人集まる
【網走】秋の風物詩となった網走港の〝晩秋サンマ〟が今年もやってきた。ふ頭には秋の味覚を求め、地元を中心に全道から数百人の釣り人が詰めかけ、一晩中さおを振っている。
秋が深まり、海水温が下がり始めると、外海よりも温かい水域を求めたサンマが港湾内に入り込む。
毎年、確実に〝釣れる〟という現象ではないが、ここ数年は10月下旬から11月初旬にかけ、数日間の大漁となることがある。
今年は10月25日ごろから少しずつ魚影が見え始め、週末には本格化した。同30日にはピークを迎えた。
10月31日も午後5時半ごろ、港内に突然、サンマの大群が押し寄せ、釣り人らの集魚灯に集まった。
釣り人は、1つのさおに5―8本の釣り針が付いた「サビキ」と呼ばれる仕掛けで、次々とサンマを釣り上げ、岸壁はお祭り状態に。群れは数時間、港内にとどまり、多い人は三桁の釣果を上げていた。
日によってサイズは異なるが25―40㌢の良型のサンマが釣れている。
砂川から来た夫婦は「網走港でサンマが釣れていると聞いて来た。群れに当たってよかった」と喜んでいた。
音更からの釣り人は「何日間か網走に滞在して釣っている。週末は40㌢くらいの大型が釣れた」と忙しくさおを振っていた。
サンマの時期は群れ次第だが、過去に数週間続いたことはないことから「そろそろ終わりだべ」とベテラン釣り師は話していた。
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