１年生・工学院で業務学ぶ　２年生・実際に職務を体験

幼稚園で園児と触れ合い職務を体験する２年生

　登別市西陵中学校（中島英治校長）の１年生３５人と２年生３４人がこのほど、職場見学と職場体験学習をそれぞれ行った。生徒たちは関心を持つ職業の一端に触れ、将来の進路について考えた。

　働くことへの理解を深めることが目的。事前に各職業について学ぶ授業が設けられ、１年生は日本工学院北海道専門学校（登別市札内町）を訪問し授業を受けた。２年生は市内近郊の宿泊施設やテーマパーク、幼稚園などで実際に職務を体験した。

　１年生は自動車整備科やＣＧデザイナー科、情報処理科などの学科に分かれて授業を体験。このうち医療事務科では、ドクターズクラーク（医師事務作業補助者）の業務などについて学んだ。相良彩希さんは「医師の仕事をサポートする重要な役割を知れて良かった」と充実した表情を見せた。

　２年生は登別グランドホテルや登別伊達時代村、ホームストア幌別店などで職務体験。このうち登別聖心カトリック幼稚園では、園児たちと手作りのおもちゃなどで交流した後、園内研修に参加しＩＣＴを活用した保育について学んだ。早坂虎明さんは「初めての体験が多く、楽しかった」と笑顔を見せた。

日本工学院で医療事務などについて学ぶ１年生