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函館新聞

赤カブ色鮮やか JA亀田女性部漬け込み作業【函館】

色鮮やかで大ぶりな赤カブを下処理する部員

 JA函館市亀田女性部(永田和子部長、部員47人)は10月31日、函館産赤カブを漬け込む作業をJA加工施設で行った。鮮やかな赤色で大ぶりなカブを丁寧に手でカットするなどし、400キロを漬け込んだ。出荷は12月20日を予定している。

 女性部は1992年から在来種の赤カブ(通称・亀田赤かぶ)の漬物(酢漬け・酢みそ漬け)を毎年11月上旬に漬け込み、45日間寝かせ、出来上がった漬物を「真紅な真実」の名称で得意先だけに販売している。一般販売はしていない。

 31日は、部員6人が包丁で葉や根の付け根をそぎ落とし、4分の1~6分の1の大きさにカット、重さを測りながらたる(1たる20キロ)に詰め、酢やザラメ、しょうちゅう、塩、みそで味付け。亀田赤かぶは切ると白地に鮮やかな赤みが差し、漬けると食紅なしでさらに鮮やかな赤に変色する。播種(はしゅ)は8月中旬、収穫は10月中旬に行い、収穫後に天日干ししてうま味を引き出している。

 副部長の安川満江さん(60)は「夏の高温で生育が平年よりやや早まったが、色、大きさ、形いずれも上出来。おいしい漬物ができると思う」と話す。

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