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日高報知新聞

90年の節目を祝う 浦河高校創立90周年記念式典【浦河】

開会あいさつを述べる上田協賛会長

 浦河高校(齊藤雄大校長)の創立90周年記念式典が10月31日、町総合文化会館で開かれ、記念事業協賛会員をはじめ、在校生や同窓生、教職員、PTA、関係者ら327人が出席し、90年にわたるさまざまな活動に思いを馳せながら節目の年を祝った。

 同校は、1932年(昭和7年)に町立浦河実践女学校として開校。44年に道立に移管し浦河高等女学校と改称し、48年に学制改革により男女共学の道立浦河高校となった。50年には水産科、65年には工業科を設置したが、少子化や産業構造の変化により定時制課程や水産科、工業科が廃止となり、91年(平成3年)に普通科7学級となった。

 その後、急速な少子化の影響で2012年(平成24年)に様似高校と再編統合し総合学科として新たな一歩を踏み出した。現在までに1万8千人を超える卒業生を輩出し、地域をはじめ国内や世界で活躍している。

 あいさつで、上田正則記念事業協賛会長は「今年は創立90年ということだけでなく、様似高校との統合、総合学科への移行から10年という節目の年。これまでに地域との積極的な連携で、多様な力を身に付ける教育活動が展開されてきた」と振り返り、「これから10年後、世界がどのような情勢に、人々がどのように生きていくのか簡単に見通せない状況。多くの課題に立ち向かえる強い精神力と柔軟に物事を見通せる思考力が必要となってくる。地域に求められる人材を育成しつづけるためにも、同窓生、地域の皆さんには、今後の浦河高校と生徒を温かく見守り、末永い支援と協力をお願いする」と述べた。

 式辞で齊藤校長は「3年前から、世界が思わぬ変化に見舞われ、不自由な思いを味わった。想定しきれない不測の事態や時代の変化に対応することができ、豊かな地域づくりに参画しようとする生徒を創り上げ、強くてたくましい学校づくりを目指していく」述べ、生徒会を代表し菊池華代生徒会長(2年)は「私たちは、先輩方から受け継いできた浦河高校生という意識を忘れず、その思いを受け継ぎ、次の世代へ繋いでいく。これからも変化していく浦河高校を、ここにいる全校生徒、先生たち、地域の皆さんと作り上げていくことを約束する」と決意を新たにした。

 このあと、平昌五輪、北京五輪で活躍した元女子スピードスケート日本代表のメダリスト高木菜那さんを講師に、「前を向く力~逆境に負けないために」と題した記念講演が行われた。

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