北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

脱炭素へバイオ燃料導入 苫栗林運輸のトレーラー

苫小牧市元中野町の港湾・貨物運送業、苫小牧栗林運輸(栗林秀光社長)は1日、植物プランクトン「ミドリムシ」由来のバイオディーゼル燃料を使ったトレーラーの運行を始めた。燃料はユーグレナ(東京)が製造、供給する「サステオ」で、道内の導入は5月の大北運輸(苫小牧市晴海町)に次いで2社目。トレーラーヘッド1台を緑をモチーフにラッピングし、栗林社長(55)は「将来的には保有車両すべてで使いたい」と話している。

使用を始めたラッピング車両=1日午前10時すぎ、苫小牧栗林運輸本社

 ユーグレナはミドリムシを使った食品などを開発、販売し、2020年からサステオを販売。ミドリムシが成長する過程の光合成で二酸化炭素(CO2)を吸収するため、燃料使用でCO2を排出しても、相殺して脱炭素化につながる。今年5月に大北運輸が道内で初導入して注目を集めた。

 栗林運輸は、軽油と混合した「サステオ20」をトレーラー1台で使い、通常の軽油に比べてCO2削減効果は約20%と見込む。一方、コスト高が課題で、同社によると1リットル当たり500円以上、保有車両12台すべてで導入すると1億円かかる計算だが、栗林社長は「費用が高いからといって、やらない理由にはならない。他の事業者も使うことで、コストが下がっていけば」と願う。

 燃料の仕入れ、販売を担うグループ会社栗林石油(室蘭市)の杉山好茂苫小牧支店長(51)も「これまでも地域の土建、建設業から『ディーゼル燃料を使いたい』との問い合わせがあった。今回をきっかけに法人向けの販売も始める。多くの企業に広まっていけば」と期待している。

関連記事

苫小牧民報

住宅街に無料の足湯 石山萩の里町内会 白老

白老町の石山萩の里町内会(細尾淳会長)は、町内会館敷地内の「足湯」を一般に無料で開放している。  同町内会は、近隣の地下から湧き出るモール温泉を活用した温泉付き住宅の分譲地。足湯は、同町内会が...

十勝毎日新聞

車に命吹き込むアート 「整備士の卵」村中さん個展【帯広】

 幕別町の村中耀さん(22)による実物大の車をモチーフにした作品が、帯広市内のピットオフカーズ西帯広店(西22南3)で展示されている。血が通っているかのような生命力あふれる作品が目を引く。8月16...

十勝毎日新聞

協力隊発「特産品知って」 無人コンビニで14点販売【上士幌】

 上士幌町内の無人コンビニ店「かみしほろマルシェスマートストア」(上士幌東3線235)に、管内外の地域おこし協力隊員の手掛けた商品が登場した。運営するTKF(東京)が、菓子や雑貨など協力隊員発の特...

十勝毎日新聞

町に初のフリースクール 青鳥舎「気軽に利用を」【池田】

 一般社団法人青鳥舎(帯広、小川洋輝代表理事)は、不登校の児童生徒らの居場所として、池田町内にフリースクール・フリースペース「ToRiSu」を開設する。13日から毎週月曜の午前中に開放し、小川代表...

室蘭民報

価値ある室工大大学院 キャンペーン開始、進学意識の醸成図る【室蘭】

 室工は大学院推しです-。室蘭工業大学(松田瑞史学長)は、学部生の大学院進学率向上を図る「院価値再発見キャンペーン2024」を始めた。ホームページに特設サイトを開設し学内に標語を掲示したり、SN...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス