小樽商大からも学生参加

マネジメントの基礎などを学んだ次世代育成塾２０２３

　室蘭工業大学（空閑良壽学長）、パナソニックＩＴＳ（田辺孝由樹代表取締役）主催の「次世代育成塾２０２３ｉｎ室蘭工業大学」が１０月２７、２８の両日、室蘭市水元町の同大ロボットアリーナで開かれた。同大や小樽商科大の学生、社会人など約５０人が参加し、地域課題解決に役立つビジネスプランについて考えていた。

　開講式で空閑学長は「素晴らしい先生たちに学べる機会。貴重な時間を過ごして」とあいさつした。初日は、新規事業開発支援などを行うエレベート代表取締役で経営学修士（ＭＢＡ）講師の大前和徳さんが、マネジメントの基礎や戦略、イノベーション創造の基礎などを講義した。参加者たちは六つのグループに分かれ、世界的に有名な複数の企業をマネジメントの観点からどのような取り組みが成功したのかなどを話し合っていた。

　２日目は大前さんのほか、ゴールドラットジャパンの岸良裕司ＣＥＯや田辺代表取締役などが講師を務めた。ビジネスモデルキャンパスについてグループワークを行い、各グループによる発表会が行われた。

　室工大は、北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク（ＨＳＦＣ）に共同機関として参画。昨年度から「ＪＳＴ　ＳＴＡＲＴ事業」に基づき「研究開発型スタートアップ」の創出・育成に資する活動を行っている。育成塾は同事業の一環として開催した。