函館マラソン、来年は6月30日開催 フルの制限時間5時間50分以内に【函館】
函館マラソン大会実行委員会(委員長・岡部寿一道南陸協会長)は、2024年の函館マラソンを6月30日に実施することを確認した。実施内容は23年大会に準じるが、フルのスタート時刻を20分繰り上げて、制限時間を現行の5時間半以内から5時間50分以内に延長。より完走を目指しやすい環境を整える。
市役所で10月31日に開いた実行委で承認した。 新型コロナウイルス対策として22、23年大会はハーフ(午前9時)とフル(同9時半)の開始時刻を30分空けていたが、24年大会はハーフの10分後にフルをスタートする。大会全体の終了時刻は午後3時と変更せず、フルの制限時間を20分延長した。今年のエントリーは各定員4000人程度に対してフルが3145人、ハーフが4846人と偏りがあった。挑戦しやすい環境をアピールして、フルの出場者増加を図る。
また、24年大会から北海道文化放送(UHB)が主催者に参画することを承認。主催は函館市など7団体となる。エントリーは同年2月下旬開始を予定。同1月の実行委で正式決定する。
一方、6月25日に開いた23年大会は、暑さ対策として22年より1週間前倒しし、完走率は8・9ポイント増の94・9%、途中棄権者数も311人減少し360人となった。ランニングポータルサイト「ランネット」上の絶対評価は5段階評価で4・2、総得点は86・8点で22年大会を上回り、市教委の田中博文マラソン担当課長は「特色あるエイドなど、全国的にも高い評価を得ている」と述べた。
一方、今年は男子ハーフの部で折り返し地点で誘導ミスがあり、上位4選手の記録が公認されず参考記録となった。道陸上競技協会の渡辺剛成専務理事は「不手際で記録が公認されない事態となり、改めておわびする。(再発防止に向けて)気を引き締めて臨んでいく」と陳謝した。
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