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日高報知新聞

生徒募集を全国に拡大 平取高と地域の未来を考える【平取】

各グループごとに分かれ忌憚のない意見を出し合う参加者たち

【平取】町と平取高校の魅力化を図り存続させる会主催の「第3回平取高校と地域の未来を考えるワークショップ」が17日、町民91人が参加してふれあいセンターびらとりで行われた。

 3月の第1回は、「平取高校と地域の未来を考えるフォーラム(公開討論)」、8月の第2回はワークショップ形式で「私たちの高校とまちの未来は、私たちの話し合いからはじめよう」を開催。人口減少や高校魅力化の課題に対して「これからの平取高校と地域にとって必要なこと」を考え、町、生徒、地域の人々にとって高校をどのようにとらえているか語り合った。

 今回は、NPO法人きたのわ代表理事の宮本奏さんが進行役を務め、これまでを振り返った上で、山田基生まちづくり課長が「平取町の人口~人口減少の現状~」などについて資料説明。

 この中で第1回のフォーラムの基調講演での「学びの土壌」が生徒の成長に関係し、子どもの学びへの関りで大人も成長し地域の魅力化につながる話や島根県立隠岐島前高校の取り組み事例や分析結果などを解説した。

 その後、グループに分かれ「平取高校と平取町との関わり合い」「まちにとって、私たちにとって平取高校はどんな存在だと思うか」についてさまざまな意見を出し合い机上の大きな紙に意見を書き出した。意見として「世界からいろんな人が来てくれるような体制づくり」「若い人は町の希望」「現場の声を大切に」「まちづくりと高校の魅力化は同じ」「エネルギー、AI、DX、観光、食を取り組めば良いのでは」などがあった。

 最後に同校の鈴木浩校長が「平取高はいつでも誰でも見学可能(開かれた学校づくり)」「来年度より生徒の募集を全国に広げ、総合的な探究の時間の一部を活用しアイヌ文化を系統的に学び、地域みらい留学の制度を活用しながら第2のふるさとと思える教育を行っていきたい」と話した。

 次回は12月にワークショップかファシリテーション講座を予定している。

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