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網走タイムズ

網走の水産物をよろしく 市と漁協が食材を提供 農大教育後援会の保護者に

ホタテ・イクラ丼とシジミ汁を味わう保護者ら

 【網走】東農大オホーツクキャンパスに通う学生の保護者らに網走産の水産物を知ってもらい、普及促進につなげようと市、西網走の両漁協がホタテやイクラ、シジミを同キャンパス学食に提供。網走ならではのメニューを味わってもらった。

 同大に在籍する学生の保護者でつくる「東京農大教育後援会」は今年、親元を離れて勉学に励みながら、地域とのつながりを深めているオホーツクキャンパスと、生活している網走の様子を知ろうと、同キャンパスの収穫祭に合わせて来網した。

 同キャンパスの学生は、春のホタテ稚貝放流で作業の主力として活躍、また農家へアルバイトに出向くなど網走の産業、特に一次産業の発展に寄与していることから、これらへの感謝も含め、学生の保護者らに網走の水産部を食べてもらい、今後の消費拡大、普及促進につなげようと水産物の提供を企画した。

 提供したのは、市がイクラ7㌔、網走漁協がホタテ貝柱10㌔、西網走漁協がシジミ10㌔。来網した保護者と役員、合わせて86人の昼食に「ホタテ・イクラ丼 シジミ汁付き」として提供した。

 午後1時過ぎ、同キャンパスの学食に到着した保護者らは、丼と椀の乗ったトレーを受け取ると、学食内のテーブルに着席。みなホタテやイクラ、シジミのボリュームに驚いたようで、スマホを出して写真に撮るなどしていた。

 箸を手に取り、食べ始めると、今度はそのおいしさにびっくり。「貝柱がプリプリ」「アサリみたいに大きくて、シジミじゃないみたい」などと話しながらほおばっていた。

 網走漁協の吉田裕次常務理事は「学生のみなさんには、ホタテの稚貝放流でお世話になっています。禁輸措置の中国に輸出できない状態になっており、1枚でも多くのホタテを食べてほしい」と呼びかけると、保護者からは激励の拍手が起きた。

 「実は、生のホタテを食べて欲しかったんですが、しけが続いて漁ができず、今日は冷凍で申し訳ありません」と吉田常務理事が明かすと、保護者からは「えっ、これが冷凍?」と再び驚きの声を上げていた。

 東京から来たという保護者は「東京では、ホタテは高級品なので、こんなおいしいホタテを食べられて満足」と笑顔で話した。

 学食には市商工労働課の職員も訪れ、ふるさと納税を保護者にPR。栃木から来たという保護者は「返礼品でRimoのジェラートをもらったことがあります。子どもからも『網走のホタテはおいしい』と聞いていたので、この機会にホタテも返礼品に選んでみたい」と、網走の水産物消費拡大に協力する意志を示していた。

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