炭焼きサンマに舌鼓 祭りでつかみ取りも人気【根室】
【根室】13年連続サンマ水揚げ日本一を誇る根室市の味覚イベント第31回根室さんま祭り(同協賛会主催)が8日、根室港特設会場で開かれた。今年は7、8日と4年ぶりに本来の2日間開催を予定していたが初日は荒天が予想されたため中止。この日は天候に恵まれ、昨年を上回る1万1000人が来場し、根室のサンマを堪能した。
会場では約3・5㌧のサンマを用意。トレイ・箸セット(200円)購入で食べ放題となる炭火焼きサンマのほか、サンマの箱売りが数量限定の1箱4000円(2㌔、15匹入り)、同じく予約販売も数量限定の3700円(同)、2400円(2㌔、18匹入り)で販売。復活のサンマのつかみ取り大会(1000円、150人限定)、サンマづくしメニューの販売など行列ができた。サンマ箱売り、予約販売はともに完売した。
このうち、5年ぶりの開催となったサンマのつかみ取り大会では参加者が冷たい氷水の中に手を入れて挑戦。稚内市の古川幾男さん(71)は「水は冷たかったが元はとれました」と笑顔を見せていた。ニセコから家族、仲間7人で来たという本間浩規さん(43)は網にサンマがくっつかないシートを用意して炭火焼きを堪能。「脂が乗っていておいしい。鮮度が良くいつも食べているサンマとは全然違う」と話していた。
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