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網走タイムズ

サケをもっと食べて 網走五中で料理教室 西網走漁協の女性部

西漁協女性部のメンバーからサケ料理を教わる生徒

 【網走】子どもたちに網走産の海産物をもっと食べてもらおうと、西網走漁協女性部(國分裕美部長)が網走五中でサケを使った料理教室を開いた。

 國分部長ら女性部のメンバー4人は、同校の1年生14人にサケのさばき方と各部位の名称、それぞれの料理法などを説明した。

 同校は、家が漁業をしているという生徒も多いが、さすがにサケをさばけるという生徒は少なく、みな興味津々。身や卵はもちろん、頭に皮、中骨と捨てるところがないと知ると「そうなんだ」と驚いていた。

 サケの知識を深めたところで、いよいよ料理実習。「サケザンギ」「サケハンバーグ」の2品を作った。

 3グループに分かれた生徒に女性部のメンバーが1人ずつ付き、生徒たちはサケを包丁で叩いてミンチにしたり、切り身を一口大に分けたり。女性部のメンバーは「ねばりが出るまでこねて」「サケは意外と早く火が通るから、もう大丈夫」などとアドバイスしていた。

 中には、チーズも刻んでハンバーグの種に加えるレシピをアレンジし、焼けたハンバーグの上にトッピングするグループも。みな愉しみながらサケ料理に取り組んでいた。

 各グループとも少しずつ料理ができてきたところで、教室内に突然「おいしい!」という声が響き、生徒たちが「なにっ!」とばかりに反応する場面も。

 「つまみぐいか?」とざわめいたが、女性部のメンバーが味を確かめただけと分かり、混乱はすぐに収束。〝疑惑〟が解けるとなお一層、生徒たちはお腹が空いて待ちきれないようだった。

 各グループとも料理が出来上がり、さっそく試食。自分たちで作った料理の味は格別で、みな地元特産のサケに舌鼓を打っていた。

 この料理教室は、 同漁協のホームページを見た網走一中が開催を依頼した2015年から毎年、各学校からの依頼を受けて行っているもので、今年で9年目。年によっては網走四中などの郊外、また美幌北中など市外でも行っている。

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