子どもたちの人気を集めた縁日コーナー

【新ひだか】静内浦和の町民保養施設「静内温泉」で１日、リニューアル10周年記念イベントが行われ、町内外から大勢の家族連れらが来場して三角くじや子ども縁日コーナーなどを楽しんだ。

　静内温泉は、明治32年（１８９９年）に地元の農家の方が牧場づくりの際に見つけた歴史がある。別名「美肌の湯」とも呼ばれているナトリウム炭酸水素塩泉で茶褐色の柔らかい湯は、肌へのあたりが優しく 皮膚の脂肪や分泌物を乳化して洗い流し、せっけんの様に皮膚を洗浄してなめらかにしてくれる。平成25年（２０１３年）10月１日に新施設に更新してリニューアルオープン。以来、町内を中心に毎年10万人以上が利用している。

　この日は、入館料を１００円、幼児無料にしたこともあり、午前10時のオープンから夜まで途切れることなく来場者があり、先着８８８人が対象の三角くじでは、12枚つづりの回数券や取引先より協賛のあった電化製品や缶ビール、飲料などに一喜一憂。

　子どものおもちゃやお菓子が当たる射的、輪投げなどの遊びが楽しめる縁日コーナーも親子連れの人気を集めた。

　家族４人で訪れた高静小２年の髙橋陽音さん（８）は「シマエナガのハンカチの可愛いやつが取れてよかった」と笑顔。指定管理を受ける環境整備公社の松岡伸記静内温泉支配人は「これからも地域のお客様に憩いの場を提供し愛される温泉にしていきたい」と話していた。

　同温泉の営業時間は午前10時から午後10時まで。休館日は毎週月曜（祝日の場合は火曜）。