多彩なイカ料理が並び、市民らでにぎわう会場

　函館の特産品イカをテーマにしたフードイベント「函館いか祭り」（実行委主催）が１日、はこだてグリーンプラザで開かれた。朝イカ丼、ゲソ焼き、イカ飯などがリーズナブルな価格で販売され、市民や観光客らが舌鼓を打った。

　「イカの街函館」をＰＲしようと２０１４年にスタート。近年イカは不漁が続いているが、実行委はこの日のために朝イカや冷凍イカを確保して準備した。

　例年好評の朝イカ丼は、中国の日本産水産物の輸入停止で在庫増が懸念されるホタテの緊急支援で「朝いか・ホタテ丼」として提供。午前１０時の開幕前に限定２００食分の整理券がなくなる人気ぶりだった。ホタテ焼きも多くの人が買い求めた。

　イカの丸焼きやゲソ焼き、イカ飯、急速冷凍のイカ刺しなどもあり、来場者は多彩なイカ料理を堪能した。家族で訪れた函館市の会社員、平澤瑳叶さん（２４）は「イカ刺しは今年初めて。久々に食べたがうまい」と味わっていた。