南知床山岳会が発足。登山や自然に親しむさまざまな活動を展開していく（写真は６月２５日、標津岳の登山道整備）

　【中標津】根室管内近郊の山岳や自然環境に親しむイベントを主催する「南知床山岳会」が１日発足した。登山愛好家ら約３０人がすでに会員登録を済ませ、新規の会員を随時募集している。家族向けの登山やトレイルランニング、冬のバックカントリースキーなどを予定しており、これから登山を始めたい人など初心者も歓迎している。

　９月中に発起人会を開き規約などを決めた。発起人代表の石井孝欣（たかよし）さん（５４）が会長を務める。石井会長は山岳救助や登山道整備などのボランティア経験が豊富で、６月には荒れて危険な場所があった標津岳（１０６１㍍）の登山道の整備を主導し修復に貢献した。

　活動としては１０月中に会員のオリエンテーションを行い雌阿寒岳（１４９９㍍）の登山、１１月はトレイルランニングツアーの支援ボランティアや標津岳の登山、来年１～２月には近隣山域でのスノーシュートレッキングなどを予定している。

　石井会長は「自然を大切にしながら安心安全な登山の知識や技術を仲間と共に身に付けませんか。既に始めている方や初心者の方も気軽に連絡ください」と呼び掛けている。会費は年間６０００円（家族や学生は３０００円）、今年度は２５００円（同１２５０円）。問い合わせは石井会長０９０（７５１６）３６２８、または町内のアウトドア店コスモサイエンス０１５３（７４）８０７７へ。