魚屋さんにさばき方学ぶ 浦河高PTA 地元の食材で体験型研修【浦河】
浦河高校のPTA研修部は15日、今年度のPTA研修会「お魚屋さんに学ぶ!サカナさばき講座」を実施した。町内大通4の池田鮮魚店を経営する池田義信さんを講師に、地元浦河産のイカや貝、魚などを使い、さばき方を学びながら刺身盛りを作った。
外部講師による講座を通して、家庭教育のさらなる充実を図ることが目的の研修会。ここ数年はコロナ禍で、体験型の研修を中止していたが、感染症5類移行で、今年は体験型を再開し、地元産食材の理解やさばき方を学ぶ調理実習を行った。
研修会には同校PTAと教職員らが参加。池田さんを講師に、イカやツブ貝、ホッキ貝、ヒラメなど地元で水揚げされる海産物をさばき、刺身盛り作りに取り組んだ。
講師の池田さんが、この日のメニューと作業の流れを説明。手始めに、イカの皮の向き方と刺身用の身の切り方を実演。手際よいプロの包丁さばきに、参加者は感嘆の声をあげながら見入っていた。
このあと、ホッキ貝の身の外し方のコツや刺身を作るときの包丁の入れ方などを伝授。ツブ貝の調理について池田さんは「貝についている“アブラ”という部分は、誤って食べてしまうと、救急車で運ばれる人もいるぐらい危険な部位。しっかりと取り除いて」とアドバイスした。
参加者は、池田さんの手ほどきを受けながら、刺身用に魚や貝をさばき、持ち帰り用パックに大根のツマや大葉、パセリなどを使い彩りよく盛り付けて、刺身盛りを完成させた。
研修部長の浦きぬえさんは「魚や貝の種類ごとのさばき方の技を直接教えてもらえる機会はなかなかないので、プロの魚屋さんの魚をさばく姿を間近で見られてよかった。こうして、みんなで和気あいあいと研修会ができてホッとしている。今後は、コロナ前のようにいろいろな取り組みができれば」と話していた。
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