ふるさと納税返礼品 横浜でPR 寄付の使い道、プレゼンも【上士幌・池田】
日本最大級のふるさと納税イベント「第10回ふるさとチョイス大感謝祭」(11月9、10日、横浜市)に、管内からは上士幌町が初めて、池田町が2年ぶりに参加する。共に返礼品としている特産品を発信する予定で、「特産品の魅力を伝え、ファンになってもらいたい」としている。
同イベントは、ふるさと納税総合サイトを運営するトラストバンク(東京)の主催。返礼品の魅力や寄付の使い道を広め、関係・交流人口の創出につなげる狙いで毎年開催している。今回は全国から過去最多の159自治体が出店する。昨年は2日間で約1万4000人が来場した。
初参加となる上士幌町は、2023年度の寄付額が管内トップの14億7195万円。会場ではドリームドルチェのアイスクリームや十勝ハーブ牛のコンビーフの試食を用意する。
各自治体による「寄付の使い道プレゼン発表会」にも出席する。消滅可能性自治体から脱却したことに触れ、子育て支援の充実のほか、自動運転バスやドローンなど最先端の取り組みに寄付金を活用していることもPRする。
町企画財政課の市川貴邦主査は「上士幌が誇る食の魅力を発信し、寄付金を使った町の取り組みに共感を得て、さらに応援してもらえたら」と期待する。
池田町は、23年度の寄付額が9億1739万円、寄付件数6万6639件といずれも過去最高だった。当日は十勝池田食品、エゾの杜(もり)、大地(まきばの家)の3事業者と町職員が参加する。
返礼品として人気が高い十勝池田食品のローストビーフや、エゾの杜のシカ肉、まきばの家のワインやジュースを用意する。十勝ワイン「町民用ロゼ」の試飲も行い、今年50周年を迎えたワイン城をPRする。
ふるさと納税担当の松野康次地域プロジェクトマネジャーは「全国の自治体と交流できるし、事業者さんにとっても寄付者と触れ合える貴重な機会で、モチベーションにもなる。池田町の食材をアピールしてきたい」と話している。
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