北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

ATWS参加者ら、道東の厳選ツアー満喫【釧路市】

ガイドの説明に耳を傾ける参加者(17日午後、温根内ビジターセンター)

 北海道で開かれた体験型観光の国際商談会「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット(ATWS)2023」(11~14日、メイン会場札幌市)の参加者を招いたツアー「ポスト・サミット・アドベンチャー(PSA)」が15~18日の4日間、釧路地域で初めて行われ、海外のメディア関係者8人が厳選された道東のアドベンチャーツーリズム(AT)を満喫した。

 PSAは、ATWS終了後に関係者を招き、地域の特色あるATを体験してもらう初の試みで、今回は釧路、十勝、旭川、稚内の4地域で開催。世界中から集まったAT関係者に、地域の特色をPRする大きな機会となっている。

 釧路地域にはカナダ、オーストラリア、アメリカ、フランス、イタリア、ドイツ、インドから8人のメディア関係者が参加。釧路市阿寒湖温泉地域や弟子屈町などで、トレッキングやカヌー体験、湿原散策など、地域自慢の自然体験を中心にプログラムが組まれた。

 いずれの日程も天候に恵まれ、16日に行った雌阿寒岳トレッキングでは、午前9時ごろに野中温泉(足寄町)の登山口から入山し、午後4時30分ごろにオンネトー登山口から下山。ガイドの西田憲一郎さんは「動きのある風景を見せることができ、とても喜んでくれていた」と話していた。

 17日には弟子屈町での硫黄山トレッキングや釧路川源流カヌー体験などを行った後、温根内ビジターセンター(鶴居村)に移動。参加者はガイドの説明に真剣に耳を傾けつつ、木道を歩いて釧路湿原散策などを行ったほか、夕食は釧路市内の「岸壁炉ばた」で魚介をはじめとする釧路自慢の食を満喫した。

 インフルエンサーとして複数のSNSで多くのフォロワーを持つ、アメリカのガビー・ベックフォードさんは「天気も良く、理想的なツアーだった。特に雌阿寒岳登山中、森や湖が一緒に見られる眺めは最高だった」と笑顔。一方で「こんなに素晴らしい自然があるのだから、英語でもっと発信してほしい」と話していた。

 市の熊谷伸勝観光振興担当部長は「全行程を楽しんでいただけたようで本当によかった。今回参加した人たちは全員メディア関係者なので、その発信力に期待したい」と話していた。

関連記事

函館新聞

遺愛学院本館、生徒がご案内 初の一般公開【函館】

 遺愛学院(函館市杉並町、福島基輝理事長)は23日、国指定重要文化財「遺愛学院本館(旧遺愛女学校本館)」の保存改修工事がおおむね終わったことから、初めて一般公開した。遺愛高生の有志11人がコンシ...

函館新聞

GLAYのマンホール 排水設備指定業者組合が市に寄贈 尾田栄一郎さんがイ..

 函館市排水設備指定業者協同組合(加盟23社、木村謙一理事長)は22日、設立50周年を記念し、函館出身のロックバンド、GLAYのメンバーのイラストが描かれた「GLAY函館マンホール」8組を函館市...

釧路新聞

アイヌ文化の魅力発信 「アートウィーク」開幕【釧路市】

 釧路市阿寒湖のアイヌ文化から着想を得たさまざまなジャンルの芸術作品を、阿寒湖温泉街を巡りながら鑑賞する「阿寒アイヌアートウィーク2024」(釧路市主催)が、23日から始まった。阿寒湖アイヌコタ...

釧路新聞

防災士目指し研修 養成講座、小学3年も挑戦【根室】

 【根室】市防災士養成研修講座が、市総合文化会館を会場に23、24日の日程で始まった。札幌市以外での講座は、今年6月の釧路市に次ぐ道内2例目となる。参加者は小学3年生~78歳代までの91人で、う...

十勝毎日新聞

ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】

 帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス