SDGs 世代を超えて 寿大学と桂陽生が交流 ワークショップで意見交換
【網走】市寿大学の学生がこのほど、網走桂陽高の生徒とSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに学習、意見交換した。
寿大学はこれまで、SDGsアワードの総理大臣賞を受賞した上川管内下川町の担当者、また水質改善に取り組む大阪の企業の社長から取り組みについて学ぶなど、教養講座のテーマにSDGsを取り上げてきている。
桂陽高も、生徒会活動の一環として「SDGs委員会」を設けており、食品ロスをなくすため、売店で売れ残ったパンを放課後に販売したり、難民キャンプの子どもたちに服を送る大手衣料品販売店のプロジェクトに協力するなど、SDGsは活動目標のひとつとなっている。
今回は、同校SDGs委員会を教養講座に招き、ワークショップ形式で意見交換するというもの。同大では初めての試みという。
参加したのは、寿大学生140人と、同校SDGs委員会の生徒9人。6人が1グループになり、円卓を囲んで意見を出し合い、それらを円卓に書き込んでいった。
ワークショップで意見を書き込む場合、大きな模造紙や付せんを使うのが一般的だが、この円卓は段ボールで出来ており、自由に書き込めるのがウリになっている。
各グループでは、SDGsが掲げる17の目標のうち、食品ロスやゴミ減量化、節電、さらには人権や平和など、さまざまな項目で意見を出し合っていた。
ワークショップを終え寿大学桂陽高とも代表数人ずつがまとめた意見を発表。SDGsは、世代を問わず取り組まなければならない問題であることを再認識していた。
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