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室蘭民報

作田さん母娘、喜び“二重唱” どさんこ甚句・舟唄全国大会【室蘭】

どさんこ甚句・どさんこ舟唄全国大会で同時優勝を飾り、笑顔を見せる作田紀子さん(左)と三女の真由美さん

同時優勝、三女は名人にも

 第44回どさんこ甚句・第26回どさんこ舟唄全国大会で、室蘭地区民謡連合会に所属する祥光会の会主、作田紀子(71)さんが高年の部で優勝。会員で三女の真由美さん(42)が甚句の高校生以上の一般で優勝した。親子での同時優勝に満面の笑顔を見せている。

 大会は7月2日、幕別町の幕別町百年記念ホールで開かれた。どさんこ甚句・どさんこ舟唄保存振興会の主催。全道から70人が出場した。甚句と舟唄は北海道の郷土民謡として親しまれており、幕別町の無形文化財に指定されている。

 紀子さんは70歳以上の高年の部に出場。舟唄(出場者9人)と甚句(同27人)の両方で優勝した。真由美さんは高校生以上の一般の部に出場。舟唄(同5人)で準優勝し、準名人位。甚句(同28人)で優勝し、名人位を獲得した。

 母娘は普段から道内の各大会に出場し、紀子さんの夫、敏博さん(74)がビデオカメラで撮影。家族で映像を見ながら「ここの節回しが良かった」「ここが残念だった」と改善点を挙げて、切磋琢磨してきた。

 舟唄の審査では、親子で互いに合いの手を担当した。真由美さんはマイクのトラブルがあったが、巧みな息遣いと独特の節回しで見事、名人位に輝いた。

 真由美さんは「30年以上歌い続けてきた。努力すれば人は何でもできると実感し、師匠に感謝の思いが込み上げた」と話した。

 紀子さんは「同時優勝はうれしく、娘の名人はいいようのない喜びです」と語った。

 同大会は30年以上続いてきたが、実行委員や関係者の高齢化などを理由に、今回が最後となった。

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