選手宣誓する阿部大斗選手（右）と井下愛莉選手＝２日午後４時４０分ごろ、室蘭市幸町の室ガス文化センター

　夏の全国高校総合体育大会（インターハイ）フェンシング競技（室蘭市、室蘭市教育委員会など主催）が２日、室蘭市で開幕した。初日は幸町の室ガス文化センターで開会式が行われ、全国から集まった“騎士”たちは鉄のまちを舞台にした熱い闘いを誓った。

　開会式には男子１１７校の３２４人、女子１０７校の２８９人と関係者合わせ約千人が参加。前年度優勝校の選手らによる優勝旗返還などを行ったあと、青山剛室蘭市長が「地元（室蘭）の高校生らも運営を補助している。全国各地の生徒同士が親交を深め、有意義な大会となることを願っています」と選手らを激励した。

　開催地生徒代表として室蘭栄の大林妃珂さん（３年）は「熱い戦いが室蘭で開催されることを心からうれしく思います。この大会を機に食べ物や文化に触れて魅力を知ってほしい」と歓迎の言葉を送った。

　選手宣誓で札幌光星の阿部大斗選手（３年）と札幌大谷の井下愛莉選手（１年）が「仲間との絆を胸に、支えてくれた周りの方々への感謝の気持ちを忘れず、日頃の練習の成果を発揮し一戦一戦全力で戦い抜くことを誓います」と力強く述べた。

　３日から競技に入り、個人戦が３～５日、団体戦は５～６日の日程で入江町の栗林商会アリーナを会場に行われる。観戦は無料。