ダム堤体下流側でダムの説明を聞く参加者＝室蘭開発建設部提供＝

【平取】「沙流川ダムフェスタ」（北海道開発局室蘭開発建設部鵡川沙流川河川事務所、林野庁北海道森林管理局日高北部森林管理署主催）が７月29日、二風谷ダムと平取ダムで行われ、普段立ち入ることのできないダム施設を見学してダムの役割や仕組みなどに理解を深めた。

　国土交通省と林野庁が、心身をリフレッシュしながら、森林やダムなどのもつ自然豊かな空間や社会生活に果たす役割への理解を深めてもらうことを目的に定めた「森と湖に親しむ旬間」（７月21～31日）のイベントとして開催。平取町アイヌ文化保全対策室が協力した。

　この日は、２カ所のダム見学をはじめ、流木工作やスウェーデントーチ製作体験、各種パネル展示などが行われ、計１０２人が来場。二風谷ダムでは、ダムの内部や巨大なゲート設備などを間近に見たり、階段の上り下りが約２００段あるダム内部の監査廊を歩き、平取ダムでは、ダムを真下から間近で見たり、ダム内部の見学、アイヌ文化を学べるノカピライウオロ・ビジターセンターやノカピライウオロ標本園を巡る約90分のツアーを楽しんだ。