食やイベントで夏を楽しんでもらう「北海道グルメガーデン～くしろステージ～」（同実行委員会主催）が７、８、９日の３日間、釧路市役所防災庁舎前広場で開かれる。地元の学生たちが中心になって企画し、キッチンカーや音楽ステージ、子供縁日など多彩な催しのほか、８日には釧路東高校の生徒らが開発した「東高サーモンバーガー」の販売も行われる。

　主催する実行委は、同校生徒と釧路公立大学観光まちづくり研究部などで構成。市民と観光客の交流の場を設け、まちににぎわいを創出するとともに、学生が運営を担うことで経験や学びにつなげるのが狙い。全道的なキッチンカーイベントなどを手がける同部が構想を練っていたところ、同校有志らが協力を申し出たことがきっかけで実現した。

　８日に販売する「東高サーモンバーガー」は同校で釧路町の魅力を広める活動をしている地域探究プロジェクトが開発したもの。釧路町産のサケやマスを使い、試作を重ねたこだわりのソースで仕上げている。販売は正午からと午後５時２０分からの２回。各回５０食限定で、購入は１人１個まで。

　イベントでは、地元釧路や別海町、帯広市、伊達市、森町など道内各地からキッチンカー１３台が集結し、地元食材を使ったさまざまなメニューを提供する。また、南富良野まちづくり観光協会が８、９日と出店して地元物産品などを販売する。実行委員長で同校生徒会副会長の宮下亜季さんは「不安を吹き飛ばすような、楽しいイベントにする」と意気込みを語った。

　時間は７日が午前１１時～午後８時。８、９日は午前１０時～午後８時。アルコール類の販売は各日午後５時２０分から。問い合わせは実行委事務局０９０（８９０８）６９５７へ。

ポスターを手に来場を呼び掛ける宮下委員長