光のアーチに願い結ぶ 「よいよりどき」始まる 27日まで
苫小牧観光協会(市町峰行会長)は1日、苫小牧市錦町の錦町出雲神社と隣接するいずも公園で、初の複合型イベント「よいよりどき」をスタートさせた。初日はイルミネーションを点灯し、暗くなると幻想的な光景に包まれた。27日まで午後6~10時に明かりをともす他、同町と大町でイベントも企画している。
イルミネーションは、七夕をモチーフとしたアーチ状が同神社の鳥居から本殿まで、サイズは全長13・1メートル、幅3・4メートル、高さ3メートル。さらに同公園で縁結びを演出しようと、高さ3メートルと同3・5メートルの三角錐形計6基を設置。LED(発光ダイオード)電球計約1万個を飾った。
1日は夕方に点灯式を行った。地域住民や飲食店利用者らが足を運び、スマートフォンで記念撮影する光景が広がった。家族4人で訪れた市内王子町の主婦、新井楓さん(30)は「イベントを知って錦町出雲神社を訪れた。イルミネーションがきれい」と笑顔。アーチには七夕にちなんだ短冊約400枚をつるし、7月のワークショップで参加者が書き込んだ「みんなが健康でいられますように」「もっと足が速くなりますように」などの願いが鈴なりになっていた。
「よいよりどき」は「良い寄り時代」「酔い寄り時」「宵寄り時」をかけ合わせた造語。新たな夏の風物詩や魅力を創出し、多くの人が集まるきっかけをつくる思いを込めた。市町会長は「初めてのイベントで、試行錯誤しながらたどり着いた」と感慨無量の面持ちで「11、12日がメイン。多くの人が足を運んでくれたら」と期待していた。
11、12両日は正午~午後9時、「錦町縁結び神社祭り」を同公園で開き、納涼ビアガーデンや子ども縁日、お楽しみ抽選会などを展開。19日は大町の市道一条通でDJアーティストによる音楽イベントを開く。
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