バランスを取りながら海の上に張ったベルトを歩く参加者

　総合型潮スポーツクラブ（渡辺広幸代表）は７月２９日、函館市大町の西埠頭で海の上に張った細いベルトの上を歩く「海上スラックライン」の大会を初めて開いた。小学生から大人まで５人が出場し、バランスを取りながら９メートルのベルトを慎重に渡った。

　同クラブでは市内で月１回、ニュースポーツのスラックラインを指導。海上での大会は愛知県や沖縄県などで開かれている。

　参加者は横風が吹く難しいコンディションの中、手や足を使ってバランスを取りながら一歩ずつ前に進んだ。失敗したら海に落ち、水しぶきを上げた。

　昨春からスラックラインを習っている佐野生馬君（中部小６年）は見事に成功し「風があって思ったより難しかったけど、楽しかった。渡り切れて気持ち良い」とにっこり。渡辺代表は「今回は実験的に行ったが、今後はクラブ以外の人にも参加してもらえるように発展させていきたい」と話していた。