セルフウオークで支援 RFLとまこまい実行委 5000万歩目標に31日まで
苫小牧市でがん患者や家族支援のチャリティー活動を展開するリレー・フォー・ライフ(RFL)ジャパンとまこまい実行委員会(西川良雄実行委員長)は1日、スマートフォンアプリを使ったオンラインの「セルフウオークリレー2023とまこまい」を始めた。31日までRFL専用の歩数計アプリ「minpo(ミンポ)」を使い、5000万歩、参加者500人を目標に支援の輪を広げる。
参加方法はスマホからミンポをインストールし、サイト内にある「とまこまい」のセルフウオーク参加を選択。日々の歩数が記録されてイベントに反映される。道内はもちろん東京、新潟、長野、福岡など140人近くがすでにエントリーしている。
セルフウオークリレーは同実行委委員でがん患者の門口貴美さん(札幌)が、新型コロナウイルスの影響でRFLイベントを中止した2020年に発案し、始めた取り組み。昨年はリアルイベントと並行し、参加者401人で約4504万歩を記録した。
同実行委の下村達也事務局長は「会場に当日足を運べなかった方も、オンラインを通じて活動に参加できる。リアルイベントを補完する取り組みとして定着してきた」とアピール。スマホを持たない人も参加できるよう、指定用紙に日々の歩数を記入・集計する手法も併用し、昨年は高齢者を中心に約4割が利用した。
イベントを通じて集まった寄付金は、日本対がん協会が運営する無料の「がん相談ホットライン」維持に充てる。下村事務局長は「がん患者がいつでも悩みを打ち明けられる最後のとりで。患者の家族や友人ら支える人にとってもよりどころ。絶対になくしてはいけない」と力を込める。
参加料は、がん患者や経験者、高専生、高校生以下は無料。大学生以上の一般は運営費と寄付金として1人1000円。費用はアプリ内でクレジットカード決済できる。申し込みは24日まで。問い合わせは下村事務局長 携帯電話090(1845)5547。
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