７千発の花火が夏の夜空を彩った

　【網走】第75回「あばしりオホーツク夏まつり」は、３日間の日程を終えて閉幕した。まつり期間中は好天に恵まれ、多くの市民や観光客がまちに繰り出し、熱いひとときを楽しんだ。

　まつりは、社交飲食業組合の納涼ビール祭りで開幕。杉本匡規実行委員長は「夏まつりは、市民が主役。網走中が笑顔と感動に満ちあふれた３日間にしましょう」とあいさつ。同組合の川澄義成組合長の音頭で来場者が乾杯した。

　今回は、新たな催しがいくつも取り入れられたが、中でも人気を集めたのがアプト４東街区で行われた「サマークロスロード」。

　札幌や旭川、帯広などから13台のキッチンカーが集結。ハンバーガーやタコス、クレープなどの食べ物を提供し、どのキッチンカーにも行列ができていた。

　まつりの恒例「流氷おどり」には、31団体９３１人が参加。〝千人踊り〟の名に恥じない規模で、踊りが繰り広げられた。

　まつりのフィナーレは花火大会。今年は７千発と過去最大規模の花火が打ち上げられ、会場の道の駅流氷街道網走はもちろん、エコーセンター前庭や海岸線など、多くの市民が集まった場所でも歓声が上がった。