海浜植物の知識深める 高橋さんを講師に観察会【浦河】
浦河町教委と町立郷土博物館友の会(荻野節子会長)主催の浦河地域学講座「海浜植物観察会」が2日、日高幌別川河口海浜地帯で開かれ、環境省の希少野生動植物保存推進員で日高町在住の高橋誼さんを講師に11人(大人7人、子ども4人)が参加して海浜の植物について知識を深めた。
この日は曇りだったが心地よい気温の中、日高幌別川河口付近に集合。開会で荻野会長が「自分たちの町にどんな植物があるのか、観察会を通じて知ってほしい。身の周りにある自然や植物を大切にすることを学んでほしい」、高橋さんは「自分は植物と付き合って半世紀になる。春に井寒台森林公園で実施した際に見た植物とは異なる植物が見られる。しおりを参考に観察してほしい」とそれぞれあいさつし、河口から徒歩で移動しながら観察会は始まった。
高橋さんはオオアワガエリ、オオカサスゲ、ギシギシ、コウボウムギなどを見つけ、植物の外見的な特徴や、性質などを一つひとつ解説し、在来種と外来種の違いや、外来種が国内に持ち込まれた経緯なども説明すると、参加者たちは耳を傾けたり、熱心に質問していた。今回は見つけた39種類のうち、ヤマブドウとヤマクワ(樹木)の2種類を新規追加した。
また、参加者たちは高橋さんの指導でシロツメクサの風車、オオイタドリの笛、クサヨシの手裏剣、ヨシの矢投げなど植物を使った遊びに興味を持ち、何度もチャレンジしていた。
最後に高橋さんは「今回見た植物は、家や図書館で図鑑を開いて、写真や解説に目を通して様子を確認してほしい」と話した。
関連記事
生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も 安平
安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...
クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ
苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...
狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】
道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...
12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】
西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...
健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..
工房、不登校児の居場所に 登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】