ＮＨＫ連続テレビ小説「らんまん」にちなんだミニ展示の第２弾として８日から、釧路市立博物館で「推し花の押し花～牧野富太郎と植物標本」と題した展示がスタートした。

　今回の展示は美幌博物館や札幌市博物館活動センターなど北海道内博物館６館の合同展示で、牧野富太郎の``熱すぎる植物愛､､にちなんで企画された。釧路市立博物館では加藤ゆき恵学芸専門員が熱い思いを寄せる「ミヤマニガウリ」の標本を展示している。

　加藤さんは「自分が学生時代に湿原調査の手伝いで釧路に来たときに見たのがこのミヤマニガウリでした。それから１０年が過ぎて釧路市立博物館で勤務するようになると春採公園の周辺にたくさんその姿を見ることできた。小さな花が特徴で、私の推し花です」と話している。

　この展示コーナーには、牧野氏の人生についてや植物標本の作り方も解説しており「この機会に植物に興味を持つ人が増えてほしい。展示内容は会期中に入れ替えを予定しているので機会をみて来館してほしい」とＰＲしている。同展示は１０月１５日まで開催中。