優勝したＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳの選手たち

【新ひだか】道軟式野球連盟主催の高松宮賜杯第67回全日本軟式野球大会（２部）南・北海道大会は10日、三石緑ヶ丘公園球場で決勝戦が行われＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳ（札幌）が９―４で中央通りクラブ（室蘭）を下して優勝し、９月９日から大阪府で行われる全国大会出場を決めた。

　大会には各支部代表と開催地推薦の計13チームが出場。８日から三石緑ヶ丘公園球場と静内古川公園野球場の２会場で、トーナメント方式で熱戦を繰り広げた。

　決勝はＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳと中央通りクラブの対戦。１回表にＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳが４番菊地歩選手の本塁打で２点を先制するも、その裏に中央通りクラブが安打を重ねて２点を返し同点。２回には互いに１点ずつを加え、序盤は３―３と白熱した展開となった。

　試合は４回表、ＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳが７番藤堂選手の本塁打で１点を挙げると、５回表には４番菊地歩選手の右中間への二塁打で１死２、３塁とし、５番竹原選手の左前タイムリーで２点、６回表には１番大沼選手の右中間越本塁打で２点を加え中央通りクラブを突き放した。中央通りクラブは７回裏に先頭の８番太田選手が右中間安打で出塁し、２番澤﨑選手の右安打で１点を挙げ、９回裏には２死満塁として反撃を試みるも、最後は５番守谷選手が右飛に倒れ、力尽きた。

　優勝したＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳの吉田裕作監督は「守備では投手の継投、攻撃では要所要所で好機をものにすることができ、皆で力を合わせて勝つことができた。全国では、北海道代表としてまずは１勝。プライドジャパン準優勝の経験を活かし、メンバー全員で戦いたい」と話した。

準優勝の中央通りクラブの選手たち

　結果は次の通り。

　▽１回戦（８日Ａ会場第３試合）　フジプラ来々（千歳）10―１（８回コールド）和弘食品株式会社（小樽）

　▽２回戦　ＯＯＣライフパートナーズ（苫小牧）10―０（５回コールド）門別クラブ（日高）、ＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳ（札幌）３―２フジプラ来々、駐中央通りクラブ（室蘭）６―２ＮＢＣマスターズ（日高）、ＧＲＩＭ（石狩）９―８倶知安ベースボールクラブ（後志）

　▽準決勝　ＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳ３―１ＯＯＣライフパートナーズ、中央通りクラブ６―５ＧＲＩＭ

　▽決勝

　ＷＥＬＬＵＳ、ＦＤＳ

２１０１２２０１０－９

２１００００１００－４

　中央通りクラブ

（Ｗ）大塚、高田―藤堂

（中）森、中川弥―澤﨑諄

　▽本塁打　菊地歩（Ｗ）、藤堂（Ｗ）、大沼（Ｗ）

　▽二塁打　菊地龍（Ｗ）