交通事故防止を訴える 出口組 静内署 合同で旗の波運動展開【新ひだか】
【新ひだか】13日から始まる「夏の全国交通安全運動(~22日)」に先立ち12日、静内警察署前で地元企業の出口組社員と静内署合同の「旗の波運動」が行われ、啓発旗などを掲げてドライバーに交通事故防止を訴えた。
出口組社員50人が集結し、静内署前の国道で実施。静内警察署から千葉則幸署長ら5人が参加した。出口組は、北海道開発局の国道維持管理を請け負う道内の企業で組織する「北海道維持除雪管理ネットワーク協議会」のメンバーとして、夏と秋の交通安全運動時に啓発活動を毎年実施している。
開会で出口組の南部孝信専務は「徐々にコロナ禍前に戻りつつあり、これから夏に向かい家族や友人と出かける機会が増えることが予想される。スピードダウンや全席シートベルトを守り、譲り合いの気持ちを忘れず安全運転に努めてほしい」とあいさつ。
千葉署長は「先月18日、八雲町の国道でトラックと高速バスが正面衝突し5人が死亡する悲惨な事故が発生している。ドライバーの視覚に訴える旗の波運動は効果的であり、皆さんの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
参加者たちは、「北海道維持ネットの会」ののぼりを掲げ、「スピード落せ!」「シートベルト着用 後部座席も」の手旗を振りドライバーに安全運転を訴えた。
静内署管内の交通事故発生件数は11日現在で、6件(前年同期比15件減)、死者ゼロ(同増減なし)、傷者6人(同22人減)と大幅に減少している。
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