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室蘭民報

毛ガニ上々、浜に活気 胆振太平洋海域も解禁【登別、室蘭】

登別漁港で初水揚げされた毛ガニ=午前8時10分ごろ、登別漁港

登別

 胆振太平洋海域(室蘭市―むかわ町)の毛ガニかご漁が10日に解禁された。11日朝には登別漁港(登別市登別港町)で2987キロが初水揚げされ、港は夏の訪れを告げる旬の幸の登場に活気づいている。一方、胆振噴火湾海域で大漁だったオオズワイガニは7キロと少なかった。

 いぶり中央漁業協同組合所属の16隻が出漁し、前日に仕掛けたかごを引き上げて帰港。船からかごを下ろして荷揚げし、午前8時ごろから同組合の職員が規格や重さを計量、活魚水槽に運んだ。

 初日は甲長10センチ以上の「大」が264・5キロ水揚げされ、同9センチ以上10センチ未満の「中」は2222・5キロ。同8センチ以上9センチ未満の「小」は500キロだった。

 漁業関係者は「オオズワイガニが少ないことは漁業者にとっていいこと。毛ガニはここ数年では一番いい状況」と話していた。

 同海域の毛ガニ漁は資源確保のため、漁獲枠が設定されている。漁は8月13日までだが、同海域では82・5トンが割り振られており、達した時点で終了となる。

室蘭、Mランドでも水揚げ

 室蘭市の追直漁港からは7隻が出漁し、午前8時ごろから同漁港の沖合人工島「Mランド」に帰港した。噴火湾や日高太平洋沖で大量発生しているオオズワイガニの水揚げはなく、漁業者は「毛ガニも予想以上に取れたので一安心」と胸をなでおろした。

 東町の市公設地方卸売市場には、胆振太平洋沖で1500キロ、噴火湾で50キロが入荷。一方、噴火湾ではこの日もズワイガニが1500キロ水揚げされた。毛ガニは前年の同時期より2~3割高い価格で取り引きされた。

室蘭追直漁港のMランドで水揚げされた毛ガニ=11日午前8時50分

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