戸締まり用心、火の用心! 4年ぶりに幼年防火パレード
【網走】幼いころから防火の習慣を身につけてもらう市少年婦人防火委員会の幼年消防クラブ防火パレードと、市民に防火思想を広める網走消防署の「消防ふれあい広場」が、同消防署南出張所で開かれた。
毎年の恒例行事だが、ここ数年は新型コロナ感染拡大の影響で中止しており、今回は2019年以来4年ぶりの開催となった。
午前の防火パレードには網走、潮見、つくしの各認定こども園から、幼年消防クラブ員合わせて167人が参加した。
幼稚園ごとに登場した園児たちは、きれいに整列すると「ドレミのうた」「スターウォーズ」「ひょっこりひょうたんじま」など、この日のために練習を重ねてきた鼓笛演奏を披露。音楽に合わせて踊る姿に、来場者も「かわいいね」と盛んに拍手を送っていた。
3園それぞれの鼓笛演奏が終わると、全員が揃いの法被をまとって入場。輪になって拍子木を打ちながら「戸締まり用心、火の用心」と、おなじみの歌に合わせてパレードし、観覧に来た市民に防火をアピールした。
最後に、各認定こども園の代表6人が、「ぜったいに、ひあそびは、しません」などと誓いの言葉を述べた。
午後からの消防ふれあい広場は、火災時の煙を体験するコーナーやはしご車の体験搭乗、AEDの講習コーナーなどが設けられたほか、防火用品や救急資器材も展示。市民が防火や救急の知識を深めた。
また、網走のゆるキャラ「ニポネ」をかたどったエア遊具「ふわふわニポネ」も登場し、常に行列が出来る人気ぶり。縁日コーナーも設けられ、好天に恵まれたこともあり、子どもから大人まで久しぶり防火イベントを楽しんでいた。
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