２１日から３日間、釧路市幸町緑地憩いの広場・耐震旅客船岸壁特設会場で開かれる「くしろ霧フェスティバル」の実行委員会（実行委員長、高橋建作釧路青年会議所理事長）は、今年のイベント概要を発表した。恒例の霧レーザーショーのほか、昨年に引き続き「ＴＥＥＮＳＲＯＣＫ（ティーンズロック）」の北海道地区大会も行われる。

　同フェスは毎年７月中旬の３日間、レーザーショーや音楽アーティストを招いた野外ライブ、地元飲食店が並ぶ「海炉市場」などを行っており、今年が３９回目の開催となる。

　今年のライブは２１日にサンボマスター、２２日新浜レオン、２３日ＬＩＮＤＢＥＲＧなど各日３組、総勢９組のアーティストが出演。前方は有料の優先観覧席とする。

　一般参加型の筋肉フェスティバル（２２日）や、ミニ四駆レース＆製作体験（２２、２３日）のほか、全長約１０㍍の仮設プールをプラスチック製のアヒルで競う「アヒルレース」（２３日）を約２０年ぶりに開催する。霧フェス恒例のレーザーショーは、２１、２２の両日午後８時１５分ごろから計２回実施。このほか会場には、映画にも登場したスーパーカー「デロリアン」が登場し、車内で写真撮影などを楽しめる。

　地元飲食店が並ぶ「海炉市場」には、ザンギやラーメン、焼き鳥など３０店が出店予定。バーベキューコーナーも開設し、会場内の「食肉工房よしやす」と「釧之助」から肉や海産物を購入し、その場で焼いて楽しめる。持ち込みは禁止。生ビールやハイボールなどアルコールの販売も行う。

　入場には受け付けが必要で、１８歳以上（高校生除く）は１日５００円の入場料がかかる。チケットの購入や各ゲストの公演時間などはホームページで確認できる。高橋委員長は「地域を盛り上げるためにも多くの人に来場していただき、一緒に霧フェスをつくっていきましょう」と呼び掛けている。

霧フェスへの来場を呼び掛ける高橋実行委員長（右）と小向秀明事務局長