釧路市城山地区の夏祭り「第４５回もしりや子供みこし祭」（小林友幸大祭委員長）が８日、４年ぶりに開かれ、子供みこしが城山かいわいを威勢よく練り歩いた。道教育大釧路校地域文化研究室の学生が子供たちを見守り、華やかな祭りを支えた。

　この日は気温も上昇し朝から夏祭りの雰囲気は満点。みこし渡御はてんぐと猿田彦を先頭に男子は青、女子はピンクの法被をまとい、学生が道中の安全を確認しながら「わっしょい！わっしょい」と地域を練り歩いた。

　中継点の要所では浴衣姿の女の子が華やかに花笠音頭を舞い、午後２時ごろまで渡御が行われた。この後城山会館や同駐車場に設置した焼き鳥やたこ焼きの露店には、浴衣姿の子供たちや親子連れが大勢訪れ、景品付きのゲームなどに興じていた。

　釧教大３年で沖縄出身の渡名喜舞さん（２０）は「祭りに参加したのは人生で初めて。地元でも経験できなかったみこし祭りを体験できて最高です」。城山小６年の山下結蒼さん（１１）は「子供みこしに初めて参加してワクワクしてる。きょう一日を最高に楽しみたい」と話していた。小林委員長は「やっぱり地域の祭りで子供たちの姿を見るのはいいね」と目を細めていた。

子供たちの掛け声が響いたもしりや子供みこし祭