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日高報知新聞

今シーズン中の安全を祈願 親子岩ふれ愛ビーチ海水浴場・キャンプ場【様似】

安全祈願祭で今シーズンの無事故を祈る関係者

【様似】町が運営する西町海岸の親子岩ふれ愛ビーチ海水浴場・キャンプ場が8日、オープンし、関係者が安全祈願を行いシーズン中の無事故を祈った。

 管内唯一の海水浴場の同ビーチは、名勝・親子岩が目の前に迫る風光明媚な海水浴場で、キャンプ場が隣接している。

 今シーズンはビーチが20日、キャンプ場は9月3日まで開設する。初日は波が少し高く、遊泳がかなわなかった。

 ビーチ管理棟前で行われた安全祈願祭は、荒木輝明町長と町観光協会の中村康則会長、町議会の八木田和浩議長、大塚竜彦浦河警察署副署長、田中公一浦河海上保安署長、向井進日高中央漁協組合長、工藤仁町商工会長、秋山寛幸教育長、4人の監視員ら関係者約40人が参加。住吉神社の酒井晟紀禰宜が祝詞のあと、一人ひとりが玉ぐしを捧げて安全を祈願した。

 荒木町長は「海水浴場は1981年(昭和56年)にスタートし、42年目となった。その間、大きな事故もなく、多くの人が利用してきた。毎年7千人(8割が町外者)が利用している。今年1年も事故なく運営していきたい」とあいさつ。町観光協会の中村会長は「新型コロナもあけてきていることから人の動きも多くなっている。今年はキャンプ場を中心にイベントを企画している」と話した。

津波フラッグ訓練で浜辺から避難する参加者たち

 このあと、室蘭地方気象台と協力して「津波フラッグ」を活用した避難訓練を実施。同訓練は胆振・日高管内の海水浴場では初めてとなる。

 陸地から監視員が赤と白を基調とした旗を振り、津波警報が発令したことを知らせると、浜辺に集まった子どもたちとその保護者ら約30人が一目散に陸地へ移動した。

 訓練を終えて浦河海上保安署員は「なるべく大人と海へ行くように」、浦河警察署員は「海ではルールを守って楽しんでほしい」とそれぞれ子どもたちへ呼び掛けた。

 このあと、オープンイベントとして子ども対象の宝探しゲームが行われ、砂の中に隠された計80枚のチケットを探しあて、アポイ岳ジオパークのキャラクター「アポイちゃん」と「カンラン君」のぬいぐるみや、携帯ストラップ、菓子と交換すると子どもたちもご満悦の様子だった。

 海水浴場の利用は無料。開設時間は毎日午前10時から午後4時まで。白旗が遊泳可能(赤旗が不可)の目印。隣接のキャンプ場は利用料金はテント、キャンピングカーとも高校生以上1人1泊600円、中学生以下400円。タープ1張300円。

 問い合わせは、親子岩ふれ愛ビーチセンターハウス(☎0146・36・5555)か、町商工観光課(☎0146・36・2119)へ。

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