北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

ワイルズ初の氷上練習【釧路市】

 釧路市を拠点に活動するアイスホッケーの新チームで、9月16日開幕するアイスホッケーアジアリーグへの参入を目指している「北海道ワイルズ」が10日、釧路アイスアリーナで初めての氷上練習を行った。選手全員の20人が参加し、駆け付けたファンらの熱視線を受けながら練習に取り組んだ。

 選手たちは白色と黒色の二つのユニホームでチーム分けをして練習を実施。シュートやパス、スケーティングなど、基本的な部分を約1時間こなした。終了後、FW大津晃介主将はファンに向かって「不安なことはたくさんあるが、ホッケーを全力でやっていく。アジアリーグに参戦して優勝を目指す」と決意を述べると、温かい拍手とともに「頑張れ」などの声援も送られた。

 齊藤毅監督は「選手全員楽しみにしていた氷上。1日目をけがもなく終えられて良かった」。不透明な状況が続いているアジアリーグへの参戦については「自分自身、胸が苦しくなる場面が多々あるが、選手らが一生懸命練習する姿を見て心が救われている。こういった気持ちをもっとたくさんの人に理解していただいて、このチームがどうあるべきかを判断していただきたい」とし、「参戦してもいいと、いつ言われてもいいように、変わらず準備を進めていく」と話した。

 大津主将も「大好きなリンクでの練習は楽しかったし、ベテランとルーキーの化学反応的なところもつかめてきている」と手応えを示す。さらに「久しぶりにリンクに一歩を踏み入れた時、日本製紙廃部の時の満員の姿を思い出した」と回顧しながら「ああいった光景をもう一度見たい。そのためにも、リンク上でのパフォーマンス力を上げて、たくさんの人に価値あるアイスホッケー文化を提供し、釧路に残していきたい」と力を込めた。

 練習を見に来た、20年以上アイスホッケーのファンで、今年3月に神奈川県から釧路市内に移住してきたという50代の夫婦は「プロだけでなく、小中高生やおじさんなど、市民レベルのアイスホッケーが盛んな釧路が好きだから移住した。来た年にこういった問題が起きるとは」と頭を抱える。「アジアリーグに出場してほしいという願望はあるが、ルールに従えば、今年出場できないのは当然のこと。もう少し早く行動するべきだった」とも話していた。

 今月の氷上練習は、月~金曜の午前に予定されている。

大津主将(右)を中心に感触を確かめながら練習に励んだ選手たち

関連記事

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

室蘭民報

健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..

工房、不登校児の居場所に  登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス