函館市内各所で七夕 子どもたち笑顔 「ろうそくもらい」の歌響く【函館】
七夕の7日、函館市内では伝統行事の「ろうそくもらい」があった。子どもたちは「竹に短冊」の歌を披露し、菓子をもらって笑顔を浮かべた。
■函館市旧イギリス領事館(久野由美館長)には、はこだて元町認定こども園(岡田亜希子園長)の年長組園児13人が訪れ、ササ飾りの前で七夕の童謡を口ずさんで久野館長から菓子をもらった。
同園は元町公園を挟んですぐ近くにあるが、旧領事館を訪れるのは初めて。子どもたちは願い事をササに託し「消防士になりたい」と書いた稲舩煌明ちゃん(6)は「園に来た消防士が格好良かった」と話した。近隣の元町白百合幼稚園、遺愛幼稚園の園児も来館し、七夕を祝った。
■函館西署は「交通安全・防犯・暴力追放キャッチフレーズリレー」を同署で開いた。近隣の子どもたち約15人が七夕の歌とともに交通安全や防犯、暴力追放、警察官採用試験の開催告知などのキャッチフレーズを元気いっぱいに読み上げ、署員からお礼として防犯グッズと菓子を受け取った。
イベントの模様は啓発用ビデオやポスターとして使用する予定で、7月中旬から8月下旬をめどにJR函館駅や同署ロビーでの放映のほか、同署のホームページに掲載する。
■第一生命函館支社五稜郭営業オフィス(本町)と五稜郭商店街振興組合などは、本町の商店街で七夕まつりを行った。店舗前のササ飾りを目印に集まった子どもたちに菓子をプレゼントした。
地域貢献活動として企画し、34店が参加。函館中央署も協力し、道警のマスコットキャラクター「ほくとくん」が登場し、防犯を訴えた。函館の実家に帰省中の北広島市の保田晶子さん(29)は、織羽ちゃん(1)と侑弦ちゃん(1)の双子を連れ歩き回り「まちの中が楽しい雰囲気」と笑顔だった。
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