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函館新聞

地元保育士の招待を再開 湯の川プリンスホテル渚亭、未就学児の宿泊数に応じ【函館】

渚亭の宿泊招待券を贈られた函館福ちゃん保育園の職員(中央、右)と高橋さん

 湯の川プリンスホテル渚亭(函館市湯川町2、河内昌貴社長)は、子育て支援の一環として提供する宿泊プラン「親孝行プラン」について、今年から6歳以下の未就学児が泊まった人数に応じて地元の保育士をホテルに招待する取り組みを再開した。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施。河内社長(44)は「子育て支援は地域の活力に直結する。渚亭に宿泊するお客さまにも地域支援につながるきっかけ作りができれば」と話す。

 同プランは、待機児童や保育士の給与や待遇向上が社会問題化していた2013年にスタート。15年から宿泊を媒介にした地域貢献活動として、地元の保育士を招待する取り組みを連動させた。

 渚亭と取引関係がある企業で作る任意団体「湯の川プリンスホテル協力会」とともに、子ども1人につき各500円の基金を積み立て、合計額に応じて招く人数を決める。当選者は1泊2日の宿泊か日帰り夕食のいずれかを選ぶことができ、プラン開始から19年までに宿泊22組、ビュッフェ30人が利用した。

 20~21年はコロナ禍で招待を中止。今年は2年間で宿泊した子ども(計516人)の半数分と22年分(242人)を合算。同ホテル従業員の子どもが通う市内幼稚園や保育園に勤務する保育士の中から10組を抽選し、4日、河内社長と同ホテル業務支援室の高橋あみさんが市内4園を訪問。津軽海峡を一望できる海側客室露天風呂付き部屋の宿泊招待券を当選者にサプライズで贈った。

 このうち函館福ちゃん保育園(日吉町4、桜井陽子園長)では5組分を進呈。同園の工藤利香さん(44)は「企画を知って応募する時から『当たればいいな』くらいの気持ちだったので当たると思わなかった。(渚亭に)泊まったことがないので、ぜひ宿泊したい」と興奮していた。

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