再発防止へ意見交換 15機関・団体が対策会議 八雲死亡事故【八雲】
【八雲】八雲町野田生の国道5号で都市間高速バスと大型トラックが衝突し、5人が死亡した事故を受け、八雲町役場で6日、「国道5号における重大交通事故抑止緊急対策会議」が開かれた。道警や渡島総合振興局、八雲町、道開発局函館開発建設部など関係15団体から約30人が出席。それぞれの立場から事故抑止に向けて意見交換した。
会議の冒頭、全員で犠牲者に黙とうした。道開発局函館開発建設部八雲道路事務所の高久博司所長が、今後の具体的な事故抑止対策を説明。6、7日にかけて事故現場を含む延長500メートル区間に、音と振動でセンターラインのはみ出しを知らせるランブルストリップスを設置する。
高久所長は「さらに今後は国道5号で事故危険区間に指定されている落部―内浦町間の約14キロについても住民の意見を聞きながら調査を行い、はみ出し対策を早急に進めていきたい」と話した。
八雲町は事故発生日に合わせて、7~9月の毎月18日に、町関係者が協力し交通安全を呼び掛ける旗の波運動を実施する。函館方面本部の河野浩信交通課長は「各機関から出された意見を参考にしながら、一体となった交通安全への取り組みを強化していきたい」としている。
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