元Ｊリーグクラブ監督北野誠さんの「サッカー教室」に集まった子どもたち

【日高】町富川にこのほど、サッカーチーム「ＦＣエルボノス日高」のサッカースクール専用グラウンドがオープンした。苫小牧市のサッカーチーム「ＦＣエルボノス」（鎌田修代表、60人所属）が設置した。

　現在、同チームに所属している町内選手は中学生９人、小学生10人の計19人。

　町内に子どもたちが自由に使える屋外練習場がないことから昨年６月にＦＣエルボノスの鎌田代表が地元の建設業、磯田建設（磯田勇社長）に相談したところ、協力を得られる運びとなり、グラウンド整備の構想を両者で練り、ナイター設備と防球ネット、仮設トイレを設けて練習環境を整えた。

　６月17日には元Ｊリーグクラブ監督の北野誠さんを講師に迎え、オープン記念イベントとして「サッカー教室」を開き、小中学生約１００人が参加して、プロの技術を盗もうと熱心に耳を傾けた。

　鎌田代表は「日高町は苫小牧と日高東部の中間地点にある。地の利を生かし、週末にはトレーニングマッチやイベントを行いたい」と話した。

　平日は水曜と金曜の夜の練習に世話役が２人体制で付いている。苫小牧方面からも鎌田代表の専用小型バスで同施設へ練習に来たり、個人でも来たりしている。

　子どもたちは「土・日だけでなく練習ができるようになりうれしい」と喜んでいる。

　ＦＣエルボノスでは誰でも参加できるサッカースクールを開設する見込みで、幼稚園から中学生まで選手を募集している。水・金の夜に見学可能。