生け花は「花との対話」 池坊網走支部で巡回講座
【網走】いけばな池坊網走支部の巡回講座が2日、市エコーセンターで開かれた。
講座のテーマは「姿を見つめて」。市内社中の指導者や生徒など、約70人が参加した。講師は、池坊中央研修学院講師で、各地の巡回講座や講習会、セミナーで活躍する島津範好さんが務めた。
島津講師は、立花や自由花など、ポイントや注意点を解説しながら、次々と生け花の作品を作り上げていった。
この中で島津講師は、「自由花とは、自分の理由で決める花」「センスがないのでという人は、やればやるほど、前に進む。センスがあると思っている人は我を押し通すので、センスは邪魔」などと持論を展開すると、受講した人たちも思わずうなずき、納得することしきり。
そんな話をしながらでも、受講者から感嘆の声がもれるような作品を生け、会場からは何度も拍手が起きていた。
立花の解説では「和の精神」についても触れ、生け花を飾る場所のシチュエーションはもちろん、生ける人と花との対話、さらには作品を見る人との対話が必要と「和」が示す意味を解くと、受講者も「なるほど」と盛んにメモを取っていた。
途中の休憩時間では、会場の横に飾られた島津講師の作品に受講者者が集まり、スマートフォンで盛んに写真を撮っていた。
この日は、同センター1階展示室に同支部の人たちの生け花が飾られ、訪れた市民が作品を一つずつ丁寧に眺めていた。
関連記事
生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も 安平
安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...
クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ
苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...
狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】
道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...
12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】
西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...
健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..
工房、不登校児の居場所に 登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】