屋外でまき割を体験する子ども

　【網走】アウトドア体験を通じ、ゼロカーボンを学ぶイベント「エコフェス」が、網走湖畔にあるオホーツク農山漁村活用体験型ツーリズムの拠点「コネクトリップ」で開かれた。

　オホーツク総合振興局と、登山やアウトドアの専門店「秀岳荘」（札幌市）の主催。両者は今年１月、ゼロカーボンの推進やオホーツク地域の魅力発信などを目的に包括連携協定を結んでおり、今回のイベントのその一環。

　会場には、まき割り体験や電気自動車の給電デモ、木のコースターに絵を描く体験などのコーナーが設けられ、訪れた家族連れなどが順にコーナーを巡っていた。

　予想に反して人目を引いたのが、ペレットストーブの展示。依頼を受けた市内事業者は当初、夏のストーブ展示に難色を示しつつ参加を決めたという。

　しかし、イベント当時は雨模様、さらに７月とは思えぬ肌寒さで、ペレットストーブの赤々と燃える炎に引き寄せられる来場者も多くみられた。

　屋内では手作りピザや玉ネギの皮を使った染め物体験が催され、参加者は思い思いのトッピングでピザを焼いたり、出来上がりの模様を想像しながら、染め物に取り組んでいた。

　アウトドア体験には残念な天候となったが、参加した人たちは湖のほとりでサスティナブルやゼロカーボンを学びながら、アウトドアの魅力をのんびりと体験していた。

　この日、来場した先着50人に秀岳荘とコネクトリップ、道の取り組み「ゼロカーボンＨＯＫＫＡＩＤＯ」がコラボしたボトルがプレゼントされた。