ロープを巧みに使ってツリークライミングを楽しむ子どもたち

【新冠】町教委主催の放課後子ども教室にこにこクラブ特別事業「ツリークライミング体験」が３日、朝日小の１～３年生14人を対象に同校舎横の朝日の森で開かれ、木と触れ合った。

　町内のツリークライミングチーム「羆の杜（ひのもり）」の梁田信廣代表（83）とメンバー３人が講師。

　森林ボランティア団体の「日高の森を守り育てる会『羆の杜』」（会員６人）は、新冠町を拠点に２００４年（平成16年）に設立。道の森林サポーターの認定を受け、地域の小学生に森林環境教育やツリークライミングなどの自然体験、植樹・木育などのボランティア活動に取り組んでいる。

　児童たちは梁田代表らメンバーからヘルメットとサドルを付けてもらい準備完了。ロープの結び方や上り・降りの方法を聞き、個別にアドバイスを受けながら、綱に結び目を引っ掛けて、足の力で少しずつ登っていった。初めは緊張気味だったが、すぐに慣れて15㍍以上の高さまでスイスイと登っていき、高い位置から森の景色を満喫していた。

　２回目の体験をした石井萠々香さん（３年）は「高いところまで登って少し怖かった。横の景色は良く見えた」、長浜優芯君（同）は「高いところまで登れた。景色が良く見えて楽しかった。また登りたい」と笑顔で話した。

　また、判官館森林公園では、新冠小児童を対象にした同様の体験も行われている。