北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

マーチング 本番さながら 総文祭に向け練習に熱 北陽高校吹奏楽局【釧路】

鳥取ドームにて高尾教諭(手前)の指揮で本番さながらの演奏を行う北陽高校吹奏楽局の局員たち

 釧路北陽高校吹奏楽局(上田有莉局長、局員数48人)は、29日から8月4日まで鹿児島県で開かれる第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)のマーチング部門に、北海道代表として出場する。本番を控え、局員たちが最後の仕上げに臨むなど、練習に励んでいる。

  同局が「文化部のインターハイ」と呼ばれる総文祭の道代表となるのは2年ぶり3回目。前回出場した紀の国わかやま総文2021では、パフォーマンスで観衆を引きつけ感銘を与えた団体に贈られる「実行委員会特別賞」を、釧路の高校として初めて受賞した。

 今回代表を決めた全道大会は、昨年11月18日にカナモトホール(札幌市)で行われ、マーチング部門には7校が出場。舞台上で次々と隊形を変えながら演奏するドリル演奏の腕を競った。

 同局は、かごしま総文でイギリス人作曲家、マルコム・アーノルド制作の映画「六番目の幸福」の劇中曲「第6の幸福をもたらす宿・ハッピーエンディング」など、4曲を独自にアレンジして組み合わせ10分に編集した楽曲を使用する。テーマを「結~ROADtoHAPPINESS~『アーノルドの音楽にのせて』」に設定。隊列に曲調と連動した一糸乱れぬ動きや愛情を表す柔らかな動きを織り交ぜ、テーマの「結」に沿った動作にこだわる。

 2日には釧路市鳥取ドームでリハーサルを行い、局員それぞれが周囲の動きなどを見ながら、自分の位置を確認するなど本番さながらの演奏を展開。8、22日にも同施設や青雲台体育館での練習を予定している。

 局員たちは28日に釧路地区吹奏楽コンクールに出場した後、釧路を出発。鹿児島市内で29日に開かれる総合開会式後のパレードで演奏を披露し、31日に西原商会アリーナで本番を迎える。現地では日置市や姶良市内の施設で練習を行う。

 同局は8月11日に定期演奏会の開催も予定。顧問の高尾学教諭は「この夏のために準備をしてきた局員たちは『いよいよ本番』との思いを持ち、全力でやり切ろうと頑張っている」と評する。

 上田局長は「総文祭、コンクール、定演などのプログラム練習を同時進行で行う例年にないスケジュール。本番までの時間が限られる中、全てで成果を出すことを目標に、一日一日を大切にして練習に取り組んでいる」と話し、総文祭では、局員たちだからこそ演奏できる『北陽サウンド』を惜しみなく披露するつもりだ。

関連記事

苫小牧民報

生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も  安平

安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...

苫小牧民報

クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ

苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...

室蘭民報

狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】

 道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...

室蘭民報

12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】

 西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...

室蘭民報

健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..

工房、不登校児の居場所に  登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス