初めて調理するプラントベースドフードに興味深々の生徒

　総合建設コンサルタントの八千代エンジニヤリングと食品メーカーのカゴメは６月２９日、道教育大附属函館中学校で食育出前講座「食べて学ぶＳＤＧｓ」を開いた。２年生生徒１００人が、近年注目の集まるプラントベースドフード（植物由来原材料を用いた動物性食品の代替食）を調理して味わい、食と環境、世界的な食糧問題について考えた。

　八千代エンジニヤリング（東京）が食品メーカーと組んで全国の小中学校などで開いており、道内では３校目、道南では初めて。千葉県在住のフリーランス栄養士鈴木結理奈さんと、商品企画部新事業担当で同校卒業生でもある石岡大輔さんが講師を務め、生徒たちは食肉の生産拡大が環境に与える影響や、ベジタリアンなどの食の多様化の中で、食肉代替食品のニーズが広がっていることを学んだ。

　講義の後、カゴメ提供の大豆ミートのキーマカレー、ベジミートボール、卵を再現した「エバーエッグ」の調理と試食に挑戦。瀧本晃汰さん（１３）は「ミートボールは食感がちょっと違うけれどおいしい。言われないとほとんど分からない」と話していた。