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苫小牧民報

苫小牧の田中さん飼育シバイヌに最高賞 日本犬保存会道支部展覧会 

苫小牧市ときわ町の会社役員田中幸さん(62)のシバイヌ「芦田の美希号」(雌、3歳)が、日本犬保存会北海道支部主催の春季展覧会(小型雌部成犬組)で最高位の北海道知事賞を獲得した。体格や態度などが総合的に評価され、田中さんは「なかなか取ることのできない賞」と受賞を喜ぶ。

芦田の美希号(右)と飼い主の田中さん

 展覧会は5月14日に室蘭市で行われ、四国犬4頭、シバイヌ78頭の計82頭が出場。大きさや雄雌、年齢の区分があり、小型雌部成犬組(2歳6カ月以上)には19頭がエントリーした。

 大会当時、芦田の美希号は2歳11カ月。個体審査はかみ合わせ・歯数を見る口中検査、犬の立ち姿を審査するハンドリング、日本犬標準の体高に収まっているかを見極める体高測定、歩様審査などがあり、比較審査では出場した犬を並べ、個体チェックが行われる。

 芦田の美希号は、2020年6月15日生まれのシバイヌ。同年8月に、保存会の会員を通じ、広島県内の生産者から譲り受けたという。愛称は「そら」。昨年11月に福島県で行われた保存会主催の全国展覧会の小型雌部壮犬組(1歳6カ月以上2年6カ月未満)で43頭中1位になった実績を持つ。

 1月30日に「葵の幸乃号」(愛称はマイ)を出産した芦田の美希号。通常は約4カ月かけて体を戻していくというが、大会まで3カ月半ほどだったことから幸乃号を早めに離乳させ、小まめに食事や毛質の管理、被毛をチェックしてきた。

 朝、夜2回で毎回計量カップで測定し決められた量のドッグフードを食べさせ、おやつは一切与えていないという。5年ほど前には自宅隣の土地を購入し、犬用の運動場を整備。毎日欠かさず運動させながら、愛情深く育ててきた。

 35年ほど前から延べ二十数頭の日本犬を育ててきた田中さんは「日本犬は主人に忠実で素朴」と魅力を語る。10年ほど前にもシバイヌの「北の幸姫号」が、4度の北海道知事賞を受賞している。

 今大会では葵の幸乃号も幼稚犬賞を受賞し、9月に日高町で開かれる秋季展覧会には親子で出場予定だ。「展覧会に合わせてベストな状態をつくるため、どのタイミングで換毛させるか温度管理も重要になる」と田中さん。「今後は全国展覧会で最も出場数の多い成犬組で1位を取れれば」と期待を込めた。

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