爽やかな風を受けてペダルをこぐ参加者たち

　室蘭サイクリング協会（滝口信喜会長）主催の第８０回市民サイクリング会が２日、室蘭市宮の森町の中島公園を発着点に行われた。参加者は、登別市の岡志別の森運動公園（千歳町）までの往復３５キロで初夏の風を受けながら快走した。

　室蘭や登別から８～７５歳の同協会会員や一般参加者の約３０人が参加。滝口会長は、サイクリングが盛んになってきているとし「個々で走るのも楽しいが、みんなで走る喜びも広く周知していきたい。きょうは素晴らしい一日にしてほしい」とあいさつした。

　参加者はタイヤの空気圧や自転車の点検後、コースの説明を受けた。出発前には参加者のタイヤがパンクするハプニングもあったが、同協会が急きょ「パンク修理講習会」を開いた。パンク時の注意点などを解説しながら手際よくチューブを交換していた。

　休憩時間には自転車の走行マナーを学んだり抽選会を通して交流を深めた。

　室蘭市知利別町から参加した但木雄之介さん（１４）は今年の春にロードバイクデビュー。「スピード感があって楽しい」と魅力を語る。「きょうはサイクリング日和。とても楽しみ」と軽快にペダルをこいでいた。