釜谷―渡島当別間を走るながまれ海峡号（日本旅行北海道提供）

　日本旅行北海道（札幌）が主催する道南いさりび鉄道（函館）の観光列車「ながまれ海峡号」（函館―木古内）が、今季の運行を始めた。津軽海峡の絶景と地元食材を生かした夕食、グルメが堪能できるほか、上磯駅ホームで特産品の立ち売り、茂辺地駅ホームでのバーベキューなどが楽しめる。

　「日本一貧乏な観光列車」を標榜し、客を飽きさせない工夫を凝らした４時間程度の旅。今年で７年目で「第６回鉄旅オブザイヤー２０１６」でグランプリに輝いた実績がある。

　車体は函館山の稜線に津軽海峡にきらめくいさり火、沿線のまちの明かり、夜空に浮かぶ４つの星座を描いている。また、テーブルには道南スギを使い、車内で食事を楽しめるようテーブルやヘッドレストに利用できる特別仕様になっている。　列車は午後３時５０分に函館駅を出発し、木古内駅に同５時５３分に到着。道の駅みそぎの郷きこないで買い物を楽しんだ後、木古内駅を同６時３２分に出て、函館駅に同８時２分に着く。

　６月２４日にスタートし、今後の設定日は８、２２日、８月１９、２６日、９月２、１６、３０日、１０月１４日の計８回。旅行代金は大人、子ども同額で１万２９００～１万４９００円。

　８、２２日、８月１９日、９月１６日は２人以上、８月２６日、９月２、３０日、１０月１４日は２０人以上で催行決定。

　申し込み・問い合わせは日本旅行北海道（０１１・２０８・０１５６、平日午前９時半～午後５時半）へ。