帝王賞2連覇祝い万歳 メイショウハリオ生産の三嶋牧場【浦河】
6月28日に大井競馬場で行われた第46回帝王賞(JpnⅠ)で優勝し同レース史上初めて2連覇を達成したメイショウハリオ(牡6歳)を生産した浦河町の三嶋牧場(三嶋昌春代表)で6月30日、関係者や牧場スタッフら約40人が記念撮影し同馬の優勝を祝った。
同牧場は、戦前から馬を生産してきた老舗の牧場。現在は約70人の牧場スタッフがいて、西舎の本場と野深分場、富川分場、平取分場で、繁殖牝馬約130頭を繋養するほか、育成も行う大規模牧場。
GⅠ勝利は、2021年のダノンキングリー(安田記念)、22年メイショウハリオ(帝王賞)、23年ファストフォース(高松宮記念)、メイショウハリオ(かしわ記念)。
メイショウハリオは、後方4番手から進み、徐々に外目から追い上げ、迎えた直線は前で粘るクラウンプライドをゴール目前で差し切り2連覇を達成した。当日、現地でレースを観戦した同牧場の三嶋健一郎専務(50)は「メンバーも強力で届いてくれという思いで見ていた。長く良い末脚が使えることが強み。今回もその良さが出ていた。騎手も馬もひと踏ん張りしてくれて良かった」とレースを振り返り安堵した。また、「(ハリオは)暑い中頑張ってくれた。ゆっくり疲れを取って、また、秋に向けて良いレースをしてほしい」とねぎらった。さらに、「長年お世話になっている松本好雄会長の馬で勝てたことにもスタッフたちと一緒に喜んでいる」と話した。
お祝いに駆け付けた松田有宏副町長は「今年はGⅠ優勝がすでに3勝目で昨年の2勝を超えられてうれしい。この勢いが続くことを願っている」、ひだか東農協の桑田美智代組合長は「連覇はすばらしい快挙で、GⅠ優勝はとても喜ばしいこと」とさらなる活躍を期待していた。
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